SVG素材

建築・内装設計で使えるSVGフリー素材ライブラリ【平面図記号・建具・家具】

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内装設計で作図を始めたころ、洗面台や便器のシンボルを毎回イチから描いていました。CADには標準でいくつかのシンボルが入っているものの、種類が限られていて「もっと使いやすい素材はないか」と探し続けていました。NAISO Labでは、そういった現場での不満から生まれたSVGフリー素材を公開しています。平面図記号・建具シンボル・家具記号がまとまったライブラリで、VectorworksはもちろんIllustratorやPowerPointにも直接貼り付けて使えます。

SVGとは——DXF・DWGとの違い

SVG(Scalable Vector Graphics)はXMLベースのベクター画像形式で、Webブラウザでそのまま表示でき、どんな解像度に拡大しても画質が劣化しません。内装設計者にとって重要なのは「どのソフトでも開けること」です。DXFやDWGはCAD専用フォーマットで、Illustratorに読み込むには変換作業が必要です。SVGならブラウザで確認できて、IllustratorにもPowerPointにもドラッグ&ドロップで取り込めます。

もう一つ実務で効いてくる点は、ファイルがテキストデータであることです。サイズが軽く、バージョン管理ツールで差分を確認でき、HTMLやWordPressの記事内に直接埋め込めます。Webベースのプレゼンツールにも対応しています。

NAISO LabのSVG素材ラインナップ

公開しているカテゴリは主に3つです。

平面図記号:壁付きコンセント(単口・2口・3口)、スイッチ(単極・3路・4路)、換気口、ダウンライト位置マーカーなど。図面で頻出するものを優先しています。

建具記号:開き戸(片開き・両開き)、引き戸(片引き・引き違い)、窓(FIX・片引き・引き違い)。縮尺1/100前後での使用を想定したシンプルなラインで描いています。

衛生設備・家具:便器、洗面台、浴槽(1坪・ハーフサイズ)、シンク各種、ソファ、テーブル、収納。住宅・店舗案件どちらでも使えるよう汎用性を重視しています。

PowerPoint・Illustratorへの取り込み方

PowerPointへの取り込みは「挿入→画像→このデバイス」からSVGファイルを選ぶだけです。PowerPoint 2019以降ではSVGのグループ解除もできるため、色変更や部分編集も可能です。プレゼン資料の平面図に記号を貼り込む作業が、以前に比べて半分以下の時間で完了するようになりました。

IllustratorはSVGをネイティブで扱えるので、「ファイル→配置」で読み込めばアウトラインがそのまま使えます。線幅やカラーをInDesignのドキュメントカラーに合わせる修正も、属性パネルから変更するだけで済みます。

Vectorworksへの取り込み方

Vectorworksにはネイティブの「SVGを読み込む」機能があります(「ファイル→読み込み→SVGを読み込む」)。読み込んだオブジェクトはグループ化されているため、必要に応じてグループ解除してクラスを整理してください。縮尺が合わない場合はサイズ変更ツールで調整します。

SVGのビューボックス設定によっては読み込み後のサイズが想定と異なることがあります。取り込み後に実寸確認を行うクセをつけておくと、縮尺ズレによる再作業を防げます。筆者は最初のうち、読み込んだシンボルが極端に小さくて気づかないまま使い続け、後から縮尺の設定ミスに気づいた経験があります。

ダウンロード方法

NAISO Labのフリー素材ページからZIP形式でダウンロードできます。解凍後はカテゴリ別のフォルダに整理されているため、そのままVectorworksのシンボルライブラリフォルダに配置しておくと次回から素早く使えます。商用利用・改変も自由です。帰属表示は不要です。

まず自分がよく使う記号から試してみてください。テンプレートファイルに取り込んでおけば、次の案件から毎回描く手間がなくなります。

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